大阪まで20分というアクセスの良さから、蛍池駅周辺はファミリー層が多い住宅街です。
また、キャンパスが近いため、大阪大学の学生にも人気があります。
大阪大学には一般の人でも利用できる施設がいくつかあるので、今回はその一つである総合学術博物館についてご紹介します。
蛍池駅から徒歩圏内~大阪大学総合学術博物館とは~
大阪大学総合学術博物館は日本で8番目に建てられた国立大学総合博物館です。
大学が1931年の創立から収集してきた貴重な学術標本の保存や展示、最新の研究結果を紹介する場となっています。
大阪大学のモットーである「地域に生き 世界に伸びる」を実現すべく、大学と社会を結びつけ、地域との連携をはかる拠点としての役割も担っています。
学内組織だけでなく大阪歴史博物館や豊中市教育委員会などさまざまな外部組織と連携しながら、企画展や特別展、講演会や体験教室などのイベントも開催です。
なお2007年に全面改装され、それ以降はミュージアムカフェや屋上ルーフテラスなど憩いの場としても活用されています。
常設展示の内容は?蛍池駅周辺のスポット・大阪大学総合学術博物館
常設展示場は1階から3階となっており、1階でには2つのコーナー、大阪大学が開発に取り組んできたコンピュータを展示する「コンピュータの黎明期」と、日本の科学の中心を担ってきた研究者たちを紹介する「世界にはばたく研究者」があります。
2階の「みる科学」では国産初の電子顕微鏡の展示、最新の電子顕微鏡やX線構造解析を用いた研究の成果などを発表しています。
隣には「薬用資源学ラボ」が設置されており、伝統医学から現在に至る研究課程をもとに収集・保存された貴重な学術標本や資料を見ることが可能です。
また「大阪大学の系譜」では、江戸時代の学問所にまで遡る大阪大学の前身を紹介中です。
多くの人が学んできた幕末から現在までの系譜を知ることができます。
3階の「待兼山に学ぶ」では、大阪大学キャンパスのある待兼山の自然や歴史について紹介しています。
貴重な遺跡や埴輪が発見された国の文化財としてだけでなく、古来から親しまれている里山である待兼山について一層理解を深めることができるでしょう。
4階には阪大キャンパスに咲く花をコンピュータで検索できる「自然教室」周囲の自然を楽しめる広々とした屋上があります。
総合学術博物館は入館無料ですが、現在はコロナウィルス対策のため時間短縮中、団体見学も受付を停止しています。
なお、オンラインで研究者たちと交流できるサイエンスカフェも開催しているので、興味のある方はWebフォームから申し込みましょう。
●所在地:豊中市待兼山町1-20
●営業時間:11時~16時(入館は15時半まで・コロナウィルス感染対策のため短縮中)
●定休日:日曜日、祝日、年末年始
●アクセス方法:阪急電鉄宝塚線「石橋阪大前駅」下車徒歩10分、大阪モノレール「柴原阪大前駅」下車徒歩20分
●駐車場:なし
おすすめ物件情報|蛍池駅周辺の物件一覧